砂と美酒と美姫と 〜掌説うためいろ余話〜
子どもの頃、「月の沙漠」という童謡を聴くたび、幼なごころにもエキゾチシズムを感じたものである。その曲調にではなく、沙漠、駱駝、金と銀の鞍、銀...
競馬と文学と童謡と……
子どもの頃、「月の沙漠」という童謡を聴くたび、幼なごころにもエキゾチシズムを感じたものである。その曲調にではなく、沙漠、駱駝、金と銀の鞍、銀...
幼い頃、横浜に暮らしていた。家は野毛山の中腹で、夜な夜な野毛山動物園から象か猛獣の遠吠えが聞こえた。 近くに迎賓館があり、昼間からアメリカ...
ある日、部屋から遠くの景色を眺めるうちに、遙か彼方に寺院の大屋根らしきものと、尖塔とその屋根らしきものを発見した。双眼鏡を持ち出して眺めると...