語り続けること
エッセイを公開する機会を得て、ぽつぽつと書き続けている。それを「エッセイ散歩」と題したのには訳がある。先ず私には、これといったテーマがないか...
競馬と文学と童謡と……
エッセイを公開する機会を得て、ぽつぽつと書き続けている。それを「エッセイ散歩」と題したのには訳がある。先ず私には、これといったテーマがないか...
報道やドキュメンタリー番組における過剰な演出を、普通は「やらせ」と言う。…記者は知人男性を介してブローカーなる男性を紹介され(仕込み)、知人...
梅原貞康は、ロシア革命にちなんで自らを「北明」と名付けた。「俺はテンちゃんと同じ年生まれ」と、誰憚ることなく公然と言い放っていたのが北明であ...
唖蝉坊はひとり関西方面へ演歌の旅に出た。 彼は先ず名古屋に降り、かねて知り合いの香具師の沢井を訪ねたりした。名古屋で防寒具、外套がわりの丹...
奇人も変人も犯罪者でない限り、面白い。彼等は、遠い過去の人であったり、今の人でも十分な距離を保って見ている限り、人間的に面白く、楽しい。身近...
津波は、大津波は、ザブーン、ドドーンとやって来るのではない。海が、目の前の海が、その総量が、みるみるうちに膨らみ、膨らんだまま町を飲み込み、...
内外を問わず、古代史にはあまり興味が無い。しかし妄想癖があり、書物や人の話にも触発され、ボーっと歩きながらあれこれと想うことがある。誇大妄想...
かつて永井荷風、谷崎潤一郎、堀辰雄らの文学者たちは、日本回帰をした。 荷風は落語や歌舞伎に夢中になる傍ら、フランス語を学び、やがて遊学し「...
私は疑り深い性向である。偉い先生方の本を読んでいても、すぐ疑問が湧く。また、かつてNHKの「こどもニュース」でパパ役として子どもたちにニュー...
もし、あなたが幸運にも、青年時代をパリで過ごしたことがある ならば、あなたが残りの人生をどこで暮らそうとも、パリはあな たについて回るだ...