動物の人名、二つ名のこと
昔、子どもの命は儚かった。そのため日本では、子どもの名前に動物の名を入れることが多かった。どうか元気に無事に育って欲しいとの願いを込めて、強...
競馬と文学と童謡と……
昔、子どもの命は儚かった。そのため日本では、子どもの名前に動物の名を入れることが多かった。どうか元気に無事に育って欲しいとの願いを込めて、強...
金子みすゞの童謡詩は淋しい。それを子どもたちに教えるには、躊躇いが起こる。でも、その詩の意は、なるべく早いうちに教えるべきなのだろう。 す...
前回「童謡のことなど」の中で、「漱石のそれ以前、『童謡』という言葉は全く使用されておらず…」と書いた。童謡という単語は「日本書紀」に初出する...
源兵衛が 練馬村から/大根を 馬の背につけ/お歳暮に 持て来てくれた 源兵衛が 手拭でもて/股引の 埃をはたき/台どこに 腰をおろしてる ...
江戸古典落語にはよく大家(おおや)が登場する。彼等は裏長屋を差配しているが、しかし家作の所有者ではない。たいていは表通りの大店の旦那やご隠居...
NHKのニュース「おはよう日本」によれば、いま若い女性たちにナチュラルな太眉がブームなのだという。街中の女性たちに、そのことについてマイクを...
世界中の誰もが一度は、子どもの頃に聞かされたり読んだりした物語に、イソップの話がある。「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」「ずるいキツネ」「...
長良川の鵜飼は有名である。その鵜匠たちの一部は国家公務員の身分で、宮内庁式部職に属する。古津地区(岐阜市長良)の六人、小瀬鵜飼と呼ばれる立花...
イベントの長い待機時間を利用して、梨木香歩の「渡りの足跡」を読んだ。 その書き手について、私はほとんど知るところがない。数年前に「西の魔女...
落語は楽しい。私はまだ二歳か三歳の頃、よくラジオの前に坐って落語を聞きながら、ケラケラと笑っていたそうである。記憶はない。むろん噺が分かって...