障害レース
実は私が一番どきどきする競馬は、障害競走なのである。 まだ競馬にさほど詳しくなかった頃のことだ。障害競走に出走する馬の戦績を調べているうち...
競馬と文学と童謡と……
実は私が一番どきどきする競馬は、障害競走なのである。 まだ競馬にさほど詳しくなかった頃のことだ。障害競走に出走する馬の戦績を調べているうち...
数年前、鈴木俊彦氏の「昭和を彩った作家と芸能人」というエッセイ集の編集を担当した。何の衒いも気負いもない、実に読みやすい文体である。これはか...
1976年1月31日の2回東京、芝1400の4歳(現馬齢3歳)新馬戦は、その後さまざまに伝説的に語られたのである。 この新馬戦は、後にTT...
今年の皐月賞とダービーを、かなり強い勝ち方をしたドゥラメンテが、放牧先のノーザンファームで両前脚を骨折したという。さほど重傷ではないらしいが...
1996年師走17日夜、日本とペルーを震撼させるニュースが世界中を駆け巡った。リマの日本大使公邸で青木大使がホストを務め、天皇陛下のお誕生日...
高見順に「いやな感じ」というアナーキーな名作があった。近年、どうも「いやな感じ」が続いている。山本七平の「『空気』の研究」というのもあった。...
セイウンスカイ…その馬名は、お線香のかそけき煙が、青空にたちまち溶け込むように消えていく様を思わせる。セイウンスカイはそのような、そこはかと...
カナダの名馬ノーザンダンサーは、明らかにロシアの天才ダンサー、ニジンスキーを意識して名付けられたものだろう。そのノーザンダンサーを一躍世界的...
以前、ある出版社のT社長と会食を共にしながら、競馬談義となった。Tさんは私と同い年か一つ上だったと思う。彼から「今までに目撃した馬の中で、最...
海を渡る蝶がいる。台湾から喜界島などの奄美群島を経て、鹿児島、紀伊半島と旅をする。その距離は一千キロから二千キロに及ぶ。アサギマダラ蝶という...